sakura12sanの日記

片側顔面痙攣の病気で悩んでいる人へ。経験談を綴ります。

片側顔面痙攣の入院準備編①

術前検査に行く少し前辺りから、積極的に他の人が書いた、手術のブログを読むようになりました。

 

検索した時に、“片側顔面痙攣 手術 失敗ブログ”と出てくるものは意図的に避けました。

93%の成功率と先生に言われていたので、手術の日が近づくにつれ、良いイメージを持っていきたい、と思っていました。

 

4月に初めて病院を訪れた際、手術にかかる時間は全身麻酔で5時間程度、と説明されていたのですが、術前検査では3〜4時間予定、と言われ、少し短くなったことにホッとしていました。

先生も入念にMRI検査などでみてはいるものの、この手術は開いてみないと、わからないことも多くある、とおっしゃっていました。

 

私が読んだブログの人は椎骨動脈が関連しているらしき人が多いように思いました。やはり、圧が強いから手術を決意する人が多いのでしょうか。手術時間は5時間が一般的なのかな…と思いました。中には1〜2時間長くかかった人もいたようです。

細い血管が触れている人は3〜4時間くらい、という印象でした。

 

この頃になって、初めてこの手術は一般的な体位は、あお向けではなく、体を横向けて固定して行う事に気が付きました。

 

この頃、多くのブログを読みながら、体位のせいのようでしたが、手術後、脇腹が痛くて、それが退院後もなかなか治らなかった、というのを読み、これは大変だ!と思いました。

 

が、手術していただく先生が書かれているブログがあることは、4月から知っていたのですが、体位はあお向け、と書いていなかったっけ?と、確認し直しました。

先生は体位による患者の負担の軽減を考えて、うつ伏せのまま、首を傾けて、手術を行う、と書いていました。

日本でも珍しい術式、と書かれていましたが、この時、改めてありがたい術式をもつスーパードクターに手術をお願いしていたことを知り、ホッとしました。

 

その他、他の人のブログを読んで、1番気になったのは、術後の水が飲めるタイミングでした。

全身麻酔ですし、決められた時間以降絶食で手術を行い、目がさめたあと、ICUに翌朝まで入る方が多いように思いましたが、翌日の昼食まで、何も食べられず、飲むこともできないようです。

 

が、中に、術後、ICUで水が飲めた、と書いてる人もいて、飲めるのか、飲めないのか、とても気になりましたが、私が手術した病院は、飲めない、でした。

 

綿?のようなものに水を染み込ませたもので口の中に潤いをくれるのが最初。

術後の経過が良ければ、うがいさせてくれますが、ゴックンはなし、ということでした。

 

 

私が手術をした2023年10月はコロナ患者も春から右肩上がりで増えていて、9月頃からは、インフルエンザも、大流行していました。

 

もし、手術前にコロナかインフルエンザになってしまったら、手術が延期になるのかな?ということも、とても気になっていました。

 

片側顔面痙攣の手術は、一刻を争う手術ではありません。

が、4月に手術を決意し、あと1ヶ月に迫ってきたところで、やっぱり延期…となると、また、この緊張感高まるドキドキが先延ばしになる、ということです。

 

ちなみに、延期になるケースについて、先生に尋ねました。

コロナやインフルエンザにかかった場合、手術の10日前に完治していれば、軽症だったか、重症だったかで、変わることもありますが、10日前完治なら、手術できるケースが多い、とのことでした。

 

もし、延期になったら、先生の次の予約が取れるのは4月以降だと言われました。

ただ、コロナやインフルエンザが流行っているので、手術予定の患者さんのキャンセルが決まったタイミング等によっては、少し早い日程で手術できることもあるかもしれない、と言われました。

 

私の場合、ボトックス注射を7月に打っていて、これがラストボトックスで、手術で完治したら、打たなくて良い、と思っていました。

このボトックス注射の効きが良ければ、手術のキャンセルに心が動いたかもしれませんが、幸か不幸か、7月のボトックスの効きはいまいちでした。

 

予定通り、手術してもらうのが、やはり1番良いだろう…と思っていました。

が、緊張が高まるからか、この頃は寝る前もピクピクが止まらない事も多く、緊張感マックスでした。

 

コロナ、インフルエンザ対策としては、術前検査に行った時に、手術の2週間前までなら、予防接種可能、と聞いたので、コロナは即予約を入れて、ギリギリでしたが、2週間前に、予防接種をしました。 

 

この時期は、本当に、多くの人の手術ブログを読みました。今の時代は多くの人がブログを書き、色んな感想を残してくれます。

それがとてもありがたいな…と思ったので、私も誰かの役に立てたら…と手術を終えたら、ブログを書こうと決意したのもこの頃です。 

素人の書くブログですし、先生との会話などは、私の理解不足で、実は違うよ…という点もあるかもしれません。

 

同じ手術をする方へ、同じ病気で苦しんでいる方へ、少しでも参考になったよ、と思っていただけたら幸いです。