sakura12sanの日記

片側顔面痙攣の病気で悩んでいる人へ。経験談を綴ります。

片側顔面痙攣の手術後3ヶ月後の検査

手術をしたのが去年の10月で、通常、術後2ヶ月後にMRI検査と診察があるようですが、私は病院が割と自宅から遠いため、早朝の検査よりは、10時以降の予約が取りたい、という希望があったため、年を越して、1月4日になりました。

年始は比較的空いている、とも言われました。

 

術後、抜糸せずに退院したので、抜糸のために通院した1回を除くと、今回が術後初めての検査でした。

 

退院後、頭痛も起こらず、痙攣、麻痺等の症状は一切出ず、元気に過ごしていました。

少し気になったのは、手術をした方の耳の後ろあたりが、手で触ると割と膨らんでいた事くらいでしょうか。

腫れている、という感じではなく、膨らんでいる感じでした。

そう感じたのは、腫れているならば、赤味を帯びていたり、痛み、もしくは痒み等のなんらかの症状を伴うのではないか、と思いますが、そうした症状は一切ありませんでした。

 

それでも、なんとなく気になったので、1度病院に電話して問い合わせました。 

先生はお忙しいので、手術に立ち会った助手の先生が折り返し手が空いた時に電話をかけてくださいました。

先生いわくは、糸玉ではないか?と言われました。

先生に伺っても危険な感じでもなかったので、検査の日まで放置していました。

 

検査はMRI検査をして、診察となりました。

 

先生が画像を見ながら、特に問題はなさそうだね、と言いました。

あえて言うと、術後1ヶ月半ほどでなくなるはずの水が溜まっている箇所の水が、未だ溜まったままであることくらいだ、と言われました。

その水は放っておいて大丈夫なのか聞いたところ、右手に痺れがあったりとか、頭痛がある、とかないですよね?と聞かれて、ない、と答えたところ、そうした症状が出てこなければ大丈夫、そのうちこの水はなくなる、と言われました。

 

1度電話した耳の後ろの膨らんで入るところも診てもらいましたが、特に問題なし、と言われました。

 

そして、先生に次回はいつ頃か尋ねたところ、今日で終わりにしてもいいよ、と言われ、これで、片側顔面痙攣の手術の全てが終了しました。

 

正直、1年位は何度か検査に来るのかな…と思っていたので、ちょっとびっくりでした。

 

もちろん、術後1年間は、気になる症状が何か出てきたら、責任をもって診てくれるそうです。

 

思えば去年の春、片側顔面痙攣の手術をする決意をしてから、半年後に手術を受け、手術自体は恐くてドキドキしましたが、終わってしまえば、痙攣も麻痺もない、心穏やかな生活に戻ることができました。

やってよかった、と思います。

 

手術直後のICUが、食べられない、水が飲めない、頭の角度が30度の傾きを保ったまま、約20時間を過ごすのが辛かったけれど、私は幸い吐き気もなく、高熱も出ず、かなり楽な方だったのだと思います。

 

喉の腫れがひどく、手術後食事が取れるようになっても、飲み込みが若干悪く、食欲がわきませんでしたが、痛みらしい痛みも、そんなに感じることはありませんでした。

 

手術中に、全身麻酔後、刺した針の跡が内出血になっていて残っていましたが、目が覚めてから痛み等は特に感じませんでした。

 

ICUのベッドの上でも、足は普通に動き、ベッドから降りて歩いても良い許可が出た瞬間から、特にふらつく事もありませんでした。

 

片側顔面痙攣の手術のブログを片っ端から読んで、手術にのぞみました。

私ほど楽に終わった人は少ないのかな…とも思いますが、2023年10月に手術をしたので、医療の進歩もあるのかもしれません。

私が読んだブログは最新のものは出てこず、数年前に書かれたものばかりでした。

 

また、私が手術をしていただいた先生は、特殊な術式を持つ先生で、身体全体を横向けて手術するのではなく、仰向けのまま、頭だけを横向けて手術してくださる先生でした。

下向きになった側の頬は術後はかなり腫れていて、退院したときも、腫れは引ききっていませんでしたが、顔だけですんだので、非常に楽だったのだと思います。

 

手術をしなくても死ぬことのない病気なので、手術をする決心がなかなかつかない病気だと思います。

私は、手術してくださる先生の、成功率の高さにかけて、満足のいく結果を得ることができました。

 

このブログが、これから手術をする方の、ほんの少しの励みになれば幸いです。