sakura12sanの日記

片側顔面痙攣の病気で悩んでいる人へ。経験談を綴ります。

片側顔面痙攣手術の術前検査

朝9時前に病院に到着。

 

MRI検査、CT検査、採血して液体検査、外来受診、麻酔科での看護師、麻酔科医、服薬関連の薬剤師さんとのそれぞれの打ち合わせと、心電図検査、歯科でグラグラした歯がないかの確認、入院申し込みが、本日のメニューでした。

 

病院に到着して、診察券を入れる機械を通すと、本日のメニューの時間が書かれた紙が出てくるので、その順番で回ります。

 

私はMRI検査が最初だったので、MRI検査室の前に行くと、たまたまCT室が空いている、とのことで、午後の予定だったCT検査からスタートしました。

早くに病院に到着してラッキーでした。

 

外来で、先生との話は、この日は同意書のチェックがメインでした。

私は左側が痙攣するので、左片側顔面痙攣に対する微小血管減圧術の説明同意書を渡されて、有効性、成功率と危険性(合併症、副作用等)について、説明がありました。

 

手術操作に関わる部分にある脳、神経、血管にダメージが及ぶ可能性あり、聴力障害、顔面麻痺、下位脳神経:嚥下障害、嗄声、感染、髄液漏、出血/梗塞→右上下肢しびれ脱力、耳閉感、遅発性顔面麻痺、椎骨動脈関与→複数回の手術の可能性。

 

積極的な手術を行わない場合の今後予測は、症状悪化、日常生活に支障。

 

実施予定医療の代替となる医療については、ボトックス治療、と書かれていました。

 

この他、セカンドオピニオン可能、本人希望により、同意したあとも、撤回可能。

 

予測される医療費は、細かいことはわからないが、おおよそ30万円台ではないか、と。

普通に入っている健康保険組合の限度額申請を利用すれば、食事代やパジャマレンタルなどの諸費用以外は、限度額内でおさまります、とのこと。

 

限度額申請については、実は4月の時点で話を聞いていたので、この時は既に限度額申請の適用認定証を取り寄せていました。

認定証があれば、まさかの50万かかったとしても、支払いは限度額内で、しかも、クレジットカード支払いができる病院なので、その点は安心でした。

 

話は戻りますが、その後、先生からもう少し詳しい手術の説明がありました。

 

私の症状の根本となっている血管は、椎骨動脈であること、術前検査のMRI検査で、他にもう一本細い血管が触れている可能性があること、耳の後ろは7〜8センチ程度切る予定であること、頭蓋骨に直径2〜3センチの穴をあけて深部に向かう予定であること、私の場合、傷の長さが少し首のあたりまで伸びる可能性があるので、髪の毛で隠したいなら、あまり短く切りすぎると、隠れない可能性があることを、説明されました。

 

手術に際して、高圧ストッキングを履いて、全身麻酔による、いわゆるエコノミー症候群的な、足に血栓ができないように対策すること、コロナが流行っているので、手術前日に入院になりますが、その前の日にPCR検査を受けて欲しい、と言われ、同意書にサインしました。

 

血栓予防のパンフレットや、手術のリスクについて細かく書かれたものなど、同意書のコピーも含め、沢山の書類をいただきました。

 

午前中に、時間指定のなかった検査を回り、時間が余ったので、入院申し込みをしに行きました。

病室の希望を第2希望まで出さなければいけません。第1希望は無料の大部屋。第2希望は、次に安い部屋にしましたが、差額ベッド代が発生すると、1日数千円違ってくるので、これは限度額申請しても自分の支払い分になるので、無料の部屋が取れなかったら結構高くなる、と思いました。

条件的には、部屋の人の数が少なくなる程度で、設備的には何も変わらないようでした。

 

昼食は、病院の外で食べに行き、午後のメニューの、麻酔科、歯科を回りました。

 

麻酔科は、薬剤師さん、看護師さん、麻酔科の先生と、それぞれ部屋がわかれていて、それぞれで話しました。

 

心配事は、ここで色々聞けます。

私の場合、術後、ICUで約24時間過ごすことになるようなので、スマホの持ち込み可能かがとても気になっていたので、聞いてみました。

スマホは預かっておいて、状態を見て可能そうであれば、持込み可、ということがわかりました。

今の時代だから、術後、ICUから元気であれば、自分で電話もかけられるし、ラインも送れるようです。

家族は付き添わなくても、安心だな…と思いました。

 

ラストに回った歯科は、グラグラした歯があると、挿管時などに歯が落ちると危険なので、確認を行うみたいです。

手術まで、しっかり歯磨きをして、歯の状態を良くしてのぞんでください、と言われました。