sakura12sanの日記

片側顔面痙攣の病気で悩んでいる人へ。経験談を綴ります。

初めての脳神経外科外来受診

今までボトックス注射を打っていた病院の先生の紹介で、都内のA病院のB先生の外来を受診することにしました。

 

自宅で予め、B先生の外来担当日を確認するため、総合受付に電話しました。

運良くすぐに初診ですが予約を取ることができました。

 

待合室には、人がパラパラといましたが、そんなに混んでる感じはしませんでした。

 

手術を決めてから、術前検査で訪れた時は、ものすごく人が多い印象だったので、初めて訪れた時は、たまたま人が少ない時だったのかもしれません。

 

名前を呼ばれて、診察室に入ると、予め前の病院で撮影したMRI画像のDVDを渡していたので、パソコン画面に画像が出ていました。

 

そして、あなたの眼神経に触れている血管が特定できました。

これです、と見せてくださいました。

あなたのは太い血管が触っています。

この血管を手術により、どければ、あなたの片側顔面痙攣は完治する可能性が高いと思います、と。

 

先生の手術の実績では成功率は93%。

7%の方に入ったとしても、耳が聞こえなくなるケースが殆どで、その耳が聞こえなくなるケースに入ったとしても、一過性のもので、結果的に聞こえる人の方が多いです、とのこと。

 

脳の手術なので、記憶をなくしてしまったり、半身麻痺になったりする可能性は?と聞きましたが、この手術は、脳の中でも、場所が分かれており、記憶を司る部分や運動能力関連を司る部分は近くないので、それらの心配はいらないと思う、とのことでした。

そうはいっても、手術中に何が起こるかはわからないし、100%ないです、とは言い切れないけれど、非常に可能性は低いと思う、とのこと。

 

眼神経に割と近いのが聴覚を司る神経になるので、1番可能性があるのは、耳が聞こえなくなる、というケース。

が、片側だけで、反対側の耳は聞こえるから、聴覚のすべてを失うわけではない。

しかも、手術中は、耳にイヤホンをつけて、全身麻酔していても、耳の神経を傷つけないよう、反応を見ながらやるので、安全に手術ができるよう、対策はしている、とのこと。

 

私の血管は太い血管が触れている、とのことでしたが、どけやすい、ということですか?と聞いてみた。

 

残念ながら、この病気の多くの人は、ごくごく細い血管が触れているケースが多いのですが、あなたのは残念ながら太い血管なので、圧が強い、ということになります。

 

圧が強いということは、手術をしてどけても、ごくごく稀なことですが、同じ位置に戻って来てしまうケースがあります。

この手術は、1度行うと、2度目の必要はほぼないのですが、本当にごく稀に、2度目の手術が必要な方がいらっしゃいます。

が、2度目までで、3度目を行った人は、今までに経験がありません、と言われました。

 

太い血管が触れている、ということは、私の場合、進行が早い、ということでしょうか?と聞いてみました。

 

先生の回答は、その可能性は、あると思いますが、人により進行の速度も、本人の感じ方も違うので一概にどう、とは言えません、と言われました。

 

今、手術の予約をすると、いつ頃手術になりますか?と聞いてみました。

 

初めて病院を訪れた日が2023年4月でした。

最短で2023年10月になります、と言われました。

約半年後。

 

手術しますか?と言われて、まだ決断できるほど、強固なものではありませんが、予約のキャンセルが可能であれば、本日予約していきたいです、と答えました。

 

成功率が思っているより高そうだ、と感じたことと、自分の問題の血管は太いということが、決め手となりました。

 

また、先生の話し方に好感を持ちました。手術を押し付ける感じもなく、優しい話し方で、私の質問にも真摯に答えてくれる。

 

私の片側顔面痙攣の手術は、この先生にお願いしたい、と思いました。

 

私が10年後に手術を決意したら、先生のお年も10歳先になります。

手術の決意を先延ばしにすると、先生がどんどんご高齢になっていく事も、良いことではないと思いました。

 

この先生にお願いしよう、と思う先生に出会えたのも、何かのご縁かもしれません。

 

10月の手術の予約をすると、1か月前の9月に術前検査の予約が入りました。

 

手術をしよう、と決めた時は、まだ心がグラグラ揺れ動いていました。

 

※先生との会話は、私の記憶の範囲内で書いています。先生が言わんとする事と、自分の理解との間にズレがあるケースもあるかもしれません。