片側顔面痙攣の手術の前日の11時頃、病院に到着。
入院手続きを終えて、病室へ。
無料の6人部屋か、差額ベッド代のかかる、次に安い部屋か。
入院前日の夕方頃、無料の6人部屋に決定した、との電話がありました。
私のベッドは、窓際でした。コロナ禍だからか、入院している人は、ベッド周りは完全にカーテンを引いていて、どんな年齢のどんな感じの人が入院しているのかもわかりませんでした。
私は窓側のカーテンだけ開けて、外を眺めながら食事をしました。明るくて気持ちいい。
明日、手術だけれど、ベッドの場所は当たりだな、と明るい気持ちになりました。
看護師さんが挨拶にきてくれたり、入院病棟の案内、手術してくれる先生が顔を出してくれたり、助手の先生から、手術前に、せん妄のリスクや、せん妄がおこった場合の対応についての説明、同意書のサイン、その他手術に利用する薬剤等による、拒否反応等があった場合等の説明、対処に対する同意書のサイン、など、細かなリスクに対する説明、対応、同意書のサイン、がありました。
昼前に到着して、昼食を病室で食べて、暇かな〜、と思っていましたが、意外とバタバタと時間が過ぎていきました。
時間が空いた時に、Wi-Fiが利用できる共用スペースに、TVerでも見ようかと、タブレットとイヤホンを持って行きました。
テーブルが5つくらいあるのですが、1テーブルに4つの椅子がありますが、たまたますべてのテーブルに、1人ずつ座っていて、パソコンを使っていたり、スマホを見ていたりしたので、誰かと相席になるしかなく、たまたま着席した席で、前に座っている人を見ると、若い男の人で、私が明日行う手術の手術痕がありました。
「片側顔面痙攣の手術をされたんですね?」と、ついつい、声をかけてしまうと、嫌がる様子もなく、「明日、手術ですか? 僕は先週手術をしました。目のピクピクが完全に止まって、快適です!手術に不安とかありますか?何でも聞いて下さい」
と、気さくに答えてくれました。
年齢は30歳前後。片側顔面痙攣は、5年ほど我慢していて手術を決意したそうです。
瞼のピクピクと、耳鳴りのようなものがあり、煩わしい感じが拭えなかった。神経に触っていたのは、私とは違い、細い血管だったようで、1度の手術で治る、ということで、手術を決意。
彼も私と同様、様々な人の同じ手術をした人のブログを読み、手術のイメージをもって、手術に挑んだようですが、他の人も同じ、とは言えなかったようです。
結果的に治って、手術をして良かった、という感想は変わらないけれど、経過は皆と同じではない、と言っていました。
彼の場合は、全身麻酔をしていた時に、無意識下で歯を食いしばっていたようで、目覚めた時に、1、2位を争う痛みが、顎にあった、とのことでした。
また、手術後、首を動かす事が非常にやりにくく、大きな痛みを伴った、と。手術後、ICUで最初にCT撮影があるようですが、撮影用の台に動かされる時が1番痛かった、と。
その後はICUで寝ている間に、首を動かす訓練を一人でしていた、とのことでした。
痛いけれど、右向き、左向き、とゆっくり動かすと、だんだん慣れてきて、少しずつ動かしやすくなった、と。
血栓予防の足をグッパする運動も、パンフレットにやるように推奨されていたので、他にやることもないので、結構やった、とのことでした。
ICUでは、経過も良かったので、2時間か3時間後後くらいに、預けていたスマホをもって来てもらえてから、時間が過ぎるのが少し早く感じて楽でした、とのことでした。
ICUで寝ている自分の姿を自撮りして、ラインを送ったり、話したい人と電話で話したり、後は動画をみて過ごしたりしたらしい。
でも、ICUは飲食が禁止で、ベッドの角度は30度と決まっていて、それ以上高くも低くもしてもらえず、歩けそう、とはいえ、歩くことは許されず、滞在時間は長いし、首と顎はかなり痛かったし、ICUで過ごす時間が1番苦痛でしんどかったみたいでした。
とはいえ、手術後、顔のピクピクはピタリと止まり、耳鳴りもしなくなり、手術後すぐに声をかけられて、耳が聞こえていることも確認できて、成功したんだ!と感じて、こんな幸せな事はない、とも思った、と言っていました。
思い切って手術をして良かった、それだけは間違いない、と。
そんな話を聞きながら、私も、明日の手術、恐くて恐くてしょうがないけど、やるしかない!私も治すんだ!という気持ちになりました。
リスク等の話に来た助手の先生から、本日の夕飯を食べたら12時以降は食事は禁止、明日の朝の6時までで、飲み物も禁止、ということの確認と、絶対に飲まないと駄目ではないが、飲むことを推奨している、経口補水液のパウチを4本、飲めたら飲む方が良い、と言われていました。
下肢静脈血栓の予防に良いようです。ネット検索すると、水でも良いようでしたが、病院の推奨は経口補水液、とのことだったので、飲むことにしました。
リスクは1つでも少ないほうが良いです。
私は、ポカリスエット等のスポーツ飲料も苦手で、経口補水液をそんなにのめるのか、自信はありませんでした。
が、飲む方がよい、というなら頑張って飲もう、と思っていました。
助手の先生はそんなに無理しなくていいよ、と言って下さいましたが、夜に2本、6時迄に早朝に2本。
病院側から渡されたのは、りんご風味でした。美味しいとは言えないけど、りんご風味は、思っていたよりは、飲みやすかったです。
夜は、全く眠れませんでした。
目を閉じると、いつも以上に瞼の痙攣が激しく、経口補水液の飲みすぎか、何度もトイレに行きました。
看護師さんから、睡眠導入剤を飲んで寝る?と聞かれましたが、お断りしました。
いよいよ、明日は手術の日!