sakura12sanの日記

片側顔面痙攣の病気で悩んでいる人へ。経験談を綴ります。

片側顔面痙攣の手術を決意するまでの道のり②

眼科に行くも、お医者様に、私の苦悩はわかってもらえず、スマホで検索して、病名にあたりをつけてから、受診する、という方向転換をした私は、それを証明するための病院探しを始めました。

 

行くべきは、脳神経外科ですが、通いやすいところに、脳神経内科のある病院があり、比較的評判も良いようなので、まずそこに行くことにしました。

 

総合受付にて、自分が思う病名と、現状、即座に外科的手術を考えていないので、薬の処方が可能なお医者様が脳神経内科にいらっしゃるかを尋ねてみました。

 

病名から、担当可能な医師がいることがわかり、診察を受けることになりました。

 

MRI検査をして、症状を話すと、片側顔面痙攣で間違いない、という診断が出ました。

 

てんかんの薬か、ボトックス注射かの2択かと思っていましたが、漢方薬で効く患者さんもいます、と言われ、まずは漢方薬でスタートすることにしました。

 

ツムラの防已黄耆湯⑳と、ツムラの苓桂朮甘湯㊴です。

毎食後1包ずつ飲むと、症状が緩和するのを感じました。

 

ただ、問題点は春先のスギ花粉からヒノキ花粉の季節です。

 

私は中学生の頃から花粉症を患っており、ここ数年は、抗アレルギー薬と、漢方薬の小青竜湯を飲んでおり、花粉症のひどい時期は、小青竜湯にかなり助けられていました。

が、片側顔面痙攣の薬と併用すると、漢方薬に含まれる成分の過剰摂取により、低カリウム血症を発症する可能性が指摘され、発症1年目の春は、過剰摂取を防ぐため、春先だけは、小青竜湯を飲むので、片側顔面痙攣用の漢方薬は飲む量を減らしました。

この時はまだ、花粉症の症状の方が辛いと感じていました。

 

が、2年目の春は、顔面痙攣が悪化してきていて、てんかんの薬を併用することにしました。

 

ランドセン錠という薬を1日1回1錠飲みました。

 

漢方薬より強い薬、という印象だったことと、お医者様から、強い薬を毎日飲むことに不安を感じるようなら、漢方薬と併用しつつ、ひどいと感じるときに、頓服薬的に使ってもいいね、と言われ、相当期待して飲んだのですが、残念ながら、その頃の私には、それほど効く実感はありませんでした。

 

片側顔面痙攣を発症した頃は、左瞼のピクピクがメインでした。が、徐々に左の頬のあたりに麻痺を感じることも増えてきました。

 

また、瞼がピクピクするだけではなく、目が押しつられるような圧迫があり、目が半分閉じてしまうことも増えてきました。

 

友達と話す時も、顔の左頬のあたりに麻痺が生じると、滑舌が悪くなり、少し話しづらいと感じることも出てきており、また、食事を食べる時も、口からこぼすほどひどくはありませんが、こぼしそうな感覚になることは度々出てきていました。

 

発症から2年経った頃には、目が半分閉じてしまうことがあり、他人から見ると、目が腫れているように見えるようで、今日は目が腫れてるよ?ものもらいなんじゃない?と言われる事も出てきました。

 

病院で相談したところ、頬のあたりの麻痺は、鍼治療などもあり、毎月?毎週?どちらだったか忘れましたが、行うと、少し楽になった、という人もいますよ、と言われましたが、試してみようとは思いませんでした。

 

進むなら、私はボトックス注射を選択しよう、と思ったからです。